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クラウドコントローラーマネージャーの開発

FEATURE STATE: Kubernetes v1.11 beta
この機能は、現在 beta版 です。

  • バージョン名には beta がつきます(例:v2beta3)。
  • コードが十分にテストされているため、この機能は安全に有効化できます。デフォルトでも有効化されています。
  • 今後も継続して、この機能は包括的にサポートされる見通しですが、細かい部分が変更になる場合があります。
  • 今後のbeta版または安定版のリリースにおいては、オブジェクトのデータの形式や意味の両方あるいはいずれかについて、互換性のない変更が入る場合があります。その際は、次期バージョンへの移行手順も提供します。その移行にあたっては、APIオブジェクトの削除・改変・再作成が必要になる場合があります。特に改変には、多少の検討が必要になることがあります。また、それを適用する際には、この機能に依存するアプリケーションの一時停止が必要になる場合があります。
  • 今後のリリースにおいて互換性のない変更が入る可能性があります。そのため、業務用途外の検証としてのみ利用が推奨されています。ただし、個別にアップグレード可能な環境が複数ある場合は、この制限事項の限りではありません。
  • beta版の機能の積極的な試用とフィードバックにご協力をお願いします!一度beta版から安定版になると、それ以降は変更を加えることが困難になります。 

今後のリリースで、クラウドコントローラーマネージャーはKubernetesを任意のクラウドと統合するための良い方法となります。これによりクラウドプロバイダーはKubernetesのコアリリースサイクルから独立して機能を開発できるようになります。

FEATURE STATE: Kubernetes 1.8 alpha
この機能は、現在 alpha版 です。

  • バージョン名には alpha がつきます(例:v1alpha1)。
  • 現在もバグが多く含まれる可能性があり、この機能を利用するとバグが顕在化することがあります。そのため、現時点ではデフォルトで無効化されています。
  • 予告なく、随時この機能のサポートを中止する場合があります。
  • 予告なく、今後のリリースにおいて、互換性のないAPIの仕様変更が入る場合があります。
  • 一時的な検証目的の利用に留めてください。現時点ではバグが顕在化するリスクが高く、また長期的なサポートも保証されていません。

独自のクラウドコントローラーマネージャーを構築する方法を説明する前に、クラウドコントローラーマネージャーがKubernetesの内部でどのように機能するかに関する背景を知っておくと役立ちます。 クラウドコントローラーマネージャーはGoインターフェースを利用するkube-controller-managerのコードで、任意のクラウドの実装をプラグインとして利用できるようになっています。スキャフォールディングと汎用のコントローラー実装の大部分はKubernetesのコアになりますが、クラウドプロバイダーのインターフェイスが満たされていれば提供されているクラウドプロバイダーのインターフェイスが実行されるようになります。

実装の詳細をもう少し掘り下げてみましょう。すべてのクラウドコントローラーマネージャーはKubernetesコアからパッケージをインポートします。唯一の違いは、各プロジェクトが利用可能なクラウドプロバイダーの情報(グローバル変数)が更新される場所であるcloudprovider.RegisterCloudProviderを呼び出すことによって独自のクラウドプロバイダーを登録する点です。

開発

Kubernetesには登録されていない独自クラウドプロバイダー

Kubernetesには登録されていない独自のクラウドプロバイダーのクラウドコントローラーマネージャーを構築するには、次の3つのステップに従ってください。

  1. cloudprovider.Interfaceを満たす go パッケージを実装します。
  2. Kubernetesのコアにあるcloud-controller-managerのmain.goをあなたのmain.goのテンプレートとして利用します。上で述べたように、唯一の違いはインポートされるクラウドパッケージのみです。
  3. クラウドパッケージを main.go にインポートし、パッケージに cloudprovider.RegisterCloudProvider を実行するための init ブロックがあることを確認します。

既存の独自クラウドプロバイダーの実装例を利用すると役立つでしょう。独自クラウドプロバイダーの実装例のリストはこちらにあります。

Kubernetesに登録されているクラウドプロバイダー

Kubernetesに登録されているクラウドプロバイダーであれば、Daemonset を使ってあなたのクラスターで動かすことができます。詳細についてはKubernetesクラウドコントローラーマネージャードキュメントを参照してください。

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